【 電験三種 】合格者が実際に使用した 参考書 は3冊! 勉強法 を解説!

※記事内にプロモーションを含みます。

合格率約10%の難関国家資格である第三種電気主任技術者。電験三種。

就職やキャリアアップのために、または仕事に必要になったから受験してみようという方は多いのではないでしょうか。

でも実際勉強を始めようと思ったけど、

・電気の知識がない
・参考書やテキストは何を使えばいいの?
・良い勉強方法はないかな?

とつまずいてしまっているのではないでしょうか。

勉強範囲が広いこともあり途中であきらめてしまう人が多い資格だと思います。
せっかく受験を決意し勉強を始めたのに途中でリタイアしないよう、おすすめの参考書と勉強方法をご紹介します。

工業高校電気科を卒業し電験三種を取得した私が実際の経験を中心に、電験三種合格のための勉強法をご紹介します。

実際に使用した参考書3選

勉強を始めようとしたけど、まず参考書選びで迷っている人は多いのではないでしょうか。
参考書選びに正解はありません。一番自分の勉強方法にあったものを使うのがベストです。

これから紹介する参考書は、電気の知識がない人からこれまで勉強してきた人にでも、おすすめできるものです。

電験三種これだけシリーズ

まずご紹介するのは「電験三種これだけシリーズ」です。
問題を解くために必要な公式や重要事項を、イラストや図を用いて解説されています。

私は、図での解説がとても役立ちました。
文章だけ読んでいてもわかりにくいところを、イラストや図で解説しているので、理解しやすいです。

これだけ理論 改訂2版 (電験3種Newこれだけシリーズ)
これだけ機械 改訂2版 (電験3種Newこれだけシリーズ)
これだけ電力 改訂2版 電験3種Newこれだけシリーズ
これだけ法規 改訂3版 電験3種Newこれだけシリーズ

高校教科書

次に紹介するのは、実際に使用されている高校の教科書です。
勉強を始める方には、まずこちらの「高校の教科書」をおすすめします。

高校生でもわかるような図や解説になっています。
基礎から学べるので、とても理解しやすいです。

よく店頭で見る参考書ではなかなか理解しにくい、基礎が身につけられるます。
公式の解説も詳細で、重要なポイントも分かり易くなっています。

高校の教科書を読み込めば合格できるといっても過言ではありません。
それほど私の一番のおすすめです。

工業388 電気基礎1 新訂版 [平成29年度採用] 文部科学省検定済教科書
工業389 電気基礎2 新訂版 文部科学省検定済教科書
新訂版 電気機器 [7 実教 工業 391] 高校教科書 文部科学省検定済教科書

電験三種過去問題集(電気書院)

合格に必須な「過去問題集」です。
過去10年分の問題と解説がまとめてあります。

科目ごとに年度順にまとめられています。
左ページに問題が記載され、右ページ解説が記載されています。
問題と解説が見やすく勉強しやすい作りになっています。

解説では、図を用いて詳細に解説されています。
計算式の途中経過がないのでどこで間違えたかわかりにくい時もありました。これは私の計算力の問題なのでしょうがないですね。

2021年版 電験3種過去問題集

勉強方法

3つの参考書を使った実際の勉強方法をご紹介します。

電験三種合格には、勉強時間が1,000時間必要と言われています。
果てしないように思えますし、聞いただけでやめたくなってしまう数字ですね。
ですが実際1,000時間は必要だと感じました。
一日にすると約3時間を365日勉強する必要があります。

ただ、1,000時間勉強すれば良いというわけではありません。

では、具体的にご紹介します。

1、まずは過去問題を解いてみる

まずは過去問題を解いてみましょう。

最初に過去問題を解くことで、

・どんな問題が出るのか
・自分が解けない問題はどの問題か

を知ることができます。

それから対策を考えましょう。

全く解けなくても大丈夫です。
一度問題を見ておくことで、今後勉強するときどこが重要なのか感じることができます。

2、高校の教科書で基礎知識を学習

次に高校の教科書を一通り読みましょう。

電気について理解することと、公式を覚えるためです。
電験三種は公式を覚えられれば、解けない問題はありません。

3、電験三種これだけシリーズで理解を深める

「電験三種これだけシリーズ」は電験の勉強に特化しています。
高校の教科書で学習した上で、電験三種の問題を解く技術を学習します。
高校の教科書では広く浅く学べますが、電験三種を合格するには、少し深く勉強する必要があるからです。

4、ひたすら繰り返す

1~3をひたすら繰り返しましょう。
それぞれ一回だけではまず理解できません。

受験までに
「過去問題集は10回」「高校の教科書は5回」「電験三種これだけシリーズは5回」
読む必要があると思います。

これだけで1,000時間いってしまいそうですね。

合格のポイント

1、毎日勉強する

毎日少しの時間でもいいので勉強しましょう。
人間はすぐに忘れる生き物です。勉強した次の日には80%は忘れるらしいです。
少し勉強しない期間があると、すぐに忘れてしまいます。

計算も毎日していないと、解くまでに時間がかかってしまいます。
試験では時間との勝負でもあります。
計算を磨き、時間をかけずに問題を解けるようにしておきましょう。

2、過去問を完璧になるまで解く

毎年過去問からの類似問題が多く出題されています。
過去問題を少し応用すれば解けるような問題もあります。
このようなサービス問題を落とすことのないようにしましょう。

3、科目合格制度を活用する

電験三種には科目合格制度があります。
3年間で4科目を合格すれば、電験三種取得になります。

もちろん一発で合格できればいいのですが、どの科目も中途半端になり全滅するなんてことは避けなければなりません。

「理論」と「機械」は勉強時間が多く必要な科目です。
もし一発合格が厳しいと感じれば、「理論」と「機械」を分けて取りましょう。

おすすめは、「理論と法規」「機械と電力」のセットです。
勉強範囲が少し重なる部分もあるので、勉強がしやすいと思います。

まとめ

電験三種取得には多くの時間と継続する力が必要です。
毎日コツコツと頑張っていきましょう。

・毎日勉強する
・過去問を繰り返し解く
・科目合格を目指す

の3つを意識しぜひ電験三種に合格してください。

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